場所:明治学院大学白金学舎2号館2201教室
内容:ショート「ブックトーク 音と耳のふしぎ」(大石)
アニマシオン「じゃんけんでアニマシオン」(小山)
参加費:一般1000円 会員:500円 学生無料
お問い合わせ先 hidehikok@yahoo.co.jp 笠井
『川滝少年のスケッチブック』
小手鞠るい、川瀧喜正・著 講談社
アメリカに住む小学生の深青くんは母から祖父のスケッチブックを渡されます。そこには祖父が見た、おいしい食べ物、にぎやかなお祭りなど伊予宇和島の風景が漫画風の絵と文章で生き生きと描かれていました。そして夏休みには祖父を訪ね、軍国少年としてみた戦中、戦後の様子を聞くことになるのです。「間違っていると分かりきっていることでも、正しいと信じて疑わなくなる。それが戦争」と。この物語はフィクションでありながら、著者の父親がスケッチブックで描いた戦争体験を掘り起こしていくルポルタージュでもあります。世界のあちこちで戦火が広がっている今、「平和な世界はちょっと油断をしていたらあっという間に崩れてしまう、戦争は絶対にいやです、と声を上げることがたいせつです。」という筆者の言葉をしっかりと受け止めたいと思います。(笹島)
アニマシオン 2025年1月例会
「漢字で遊ぼう」
「こども哲学のアニマシオン」
1月11日(土)14:00~16:30
文京区シビックセンター研修室
新年の1月例会は、文京区シビックセンター研修室でおこないました。ショートアニマシオンは「漢字カルタで遊ぼう」(笹島朋美さん)。ワークショップは「子ども哲学のアニマシオン」(宮崎大策さん)でした。やっぱり対面で、ワイワイとやれることがいいなあという感想でした。
1 ショートアニマシオン 「漢字カルタで遊ぼう」(笹島さん)
部屋の真ん中にテーブルを並べ、そこに100枚ほどのカードを並べた。「2年生までに学習する漢字」を、部首に分けたカードだが、部首というよりは漢字を組み立てている部品(パーツ)に分けていることが遊びの範囲を広げている。2人チームで、カードから何枚か拾って組み立てていく。最後にたくさんのカードを取ったチームが優勝となる。 例えば、「糸+ハ+ム+心=総」で4枚となる。4周して一番チームは11枚の2チーム。3年生の保護者会で、「読み物や詩だけでなく、漢字も楽しくアニマシオンでやってほしい」との要望が出て工夫したものだという。