場所:板橋区立中台小学校(3年2組)
内容:のはらうたで遊ぼう(滝脇・小椋・岩辺)
参加費:一般1000円 会員:500円 学生無料
お問い合わせ先 hidehikok@yahoo.co.jp 笠井
『アナグマの森へ』
アンソニー・マゴ―ワン作
野口絵美・訳
徳間書店23.12
『荒野にヒバリをさがして』の姉妹編。その数年前を描く。
「おれ」はニッキー。一歳上の兄・ケニーは知的障碍を持つ。兄は、町の悪ガキ3人に呼び出され、林でアナグマを捕らえる作業をさせられる。彼らの連れてきた犬はアナグマに深い傷を負わされ放置されるが、それを連れ帰って介護する。そこに残されたアナグマの子も連れてくる。犬とアナグマは支え合って仲良く過ごす。ニッキーはアナグマの子を家族の元に返そうと巣穴を探し出すが、再び悪ガキにつかまる。そこへ父が警官と共に現れて救い出す。父は、母に逃げだされて仕事もうまくいかず、飲んだくれていたが、二人の息子のために真剣に仕事を探し始め、新しい恋人もでき、仕事の見通しもつく。軽快な語りのなかで、
登場人物の個性が描き出されている。速いテンポの展開が読者を誘い込み、共感を育みながら読ませる。ニッキー家族の再生を、アナグマ親子の再生と重ね合わせて描いている。
(岩辺泰吏)
11月の例会は、台風の影響で人数が少なめでしたが、その分中身の濃い内容でした。
ショートアニマシオンは、岩辺さんの「ぼくらの谷川俊太郎パート2」というタイトルで、谷川俊太郎さんの詩で遊びました。まずは、2チームに分かれます。お互いにチームの詩は知りません。グループ内でセリフを分けたり、数人で読む場所や全員で読む場所などを決めたりして、発表しました。発表する場所や、立ち位置を工夫したり、リズムや声色を変えたりするなど、2グループとも見事な群読発表となりました。ショートアニマシオンの協議では、輪唱を取り入れて実践した話、詩の内容を子どもと味わってからやった話などが出ました。グループの人数をどうするかなどの質問も出ました。詩をたっぷり味わった40分でした。