読書のアニマシオン研究会

次回の例会のご案内

2025年7月5日(土)14:00~16:30

     場所:板橋区立中台小学校4年1組

アニマシオン:谷川俊太郎さんでアニマシオン(7人)

 参加費:一般1000円 会員:500円 学生無料

お問い合わせ先 hidehikok@yahoo.co.jp 笠井

岩辺元代表による「谷川俊太郎通信2」 

〜次回、アニマシオン研究会例会のご案内〜

 昨年11月に逝去された谷川俊太郎さんを偲び、谷川さんの作品を扱ったアニマシオンを行います。

応募してくれた7名の会員が谷川作品を使ってアニマシオンを繰り広げます。

例会報告「中国の内モンゴルの学校を訪ねて」「新書でアニマシオン」

6月例会報告

夏のような暑さの中、中台小で6月例会を開きました。今回は、藤條さんの「中国内モンゴル自治区に行ってきました」と笠井英彦による「新書deアニマシオン」でした。

■中国内モンゴルの学校は藤條さんが内モンゴルに行くきっかけは学生ボランティアとして中国人留学生が教室に来ているのが縁とのこと。また、留学生の父親が中国内モンゴル自治区で学校を経営しているため、藤條さんは3学期が終わった翌日に、北京経由で内モンゴルに行きました。藤條さんの行動力はたいしたものです。藤條さんは、内モンゴルの烏蘭察布にある学校の写真と動画を見せながら説明をしていました。学校は広大な敷地にある幼稚園から高校までの私立学校。内モンゴルにある学校ですが、生徒のほとんどは漢民族だといいます。校舎の色が赤や黄色だったのが印象的でした。生徒数は多く、1クラス50人から70人。それもあってか授業は一斉授業が多く小集団でのグループワークはあまりやられていないとのこと。写真や動画を見る限り子どもたちはしっかりした姿勢で先生の指示をよく聞いていました。小学校中学年からは姿勢をよくするため背もたれがない椅子が使われていました。制服があり髪型などの規則は日本よりも厳しいようです。寮もあり、そのため夜8時ごろまでやる授業もあるといいます。休み時間は外で運動することになっているようで、縄跳びやボールを使っての運動、またイベント前だったため集団のパフォーマンスをしていました。藤條さんの話を聞くと、視野を広く持ち世界の学校から日本の学校を見つめ直すことの意味を感じました。刺激的な報告でした。

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今こそ読もう、この一冊!!212

『ルビーの一歩』 

ルビー・ブリッジズ/著 千葉茂樹/訳 

1960年の話です。ルビーは黒人の6歳の少女。そのルビーが通う小学校は、今まで黒人が一人も通っていませんでした。ルビーを小学校に通わせるために、保安官が往き帰りを警護することになりました。朝の通学路では、「反対!」のプラカードを持った保護者がたくさんにらんでいます。学校についてみると、クラスメートは誰一人登校していません。ルビーとたった一人の先生との二人での学習が始まりました。その間、父親は仕事をなくしました。それでもルビー、学校に通い続けました。その行動が他の黒人たちに勇気を与える一歩になったのです。この本は、このような一歩があったことを、当時の様子を紹介した写真とともに貴重な記録として残しています。小さなかわいい本ですが、中身はとても重みを持っています。(太田和)

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