読書のアニマシオン研究会

次回の例会のご案内

2025年9月6日(土)14:00~16:30

     場所:板橋区立中台小学校4年1組

ショート「軍隊のない国コスタリカ🇨🇷(大谷)」

アニマシオン:音と耳の不思議Plus+(大石)

 参加費:一般1000円 会員:500円 学生無料

お問い合わせ先 hidehikok@yahoo.co.jp 笠井

岩辺元代表による「谷川俊太郎通信2」 

テーマ「音と耳の不思議 Plus+」

内容「聞こえる、聞こえないってどんなことか、読話や手話の体験もしながら考え  ます。」

 持ち物「参加者はマスク(素材は何でも可)を用意してください。

今こそ読もう、この一冊!!219

『こんな長寿に誰がした』

ひろさちや/著 青春出版社(青春新書)2014年10月 

 本著を読むと、老人像のイメージ・チェンジができるかもしれない。

 この本の中で、私が好きな文章を引用します。「本当に美しい老人とは、世捨て人になって  つまり現役から引退して  枯れ木のごとくに生きている人です。そういう生き方をするには、老人らしい知恵が必要です。そして、そういう知恵を身につけた老人が、次の世代にその老人の知恵を伝えることができるのです。」。奥の深い言葉です。(大石)

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今こそ読もう、この一冊!!218

『不登校のあの子に起きていること』

髙坂康雅/著 ちくまプリマー新書

       2025年7月10日

 著者は青年心理学を専門とする不登校の研究者です。公認心理士として不登校の子どもや保護者の相談活動もしています。 

 今、日本では不登校の小中学生が34万人いると言われ

ています。その不登校の子どもたちがどん状況にあるのか、また保護者はどんな思いでいるのか、教師はどうしたらいいのか。この本の帯に教育ジャーナリストのおおたとしさんが「煽らない、脅さない、誤摩化されない。これほど丁寧で真摯で冷静で網羅的でバランスのとれた不登校の本を私は知らない。」と書いていますが、さすが的を射た表現だと思います。不登校の現状から始まり、学校にいかない子どものつらさ、保護者の孤立、学校の在り方、危うさもある不登校ビジネス、不登校のその後の進路など、一冊の新書にここまで詳しく不登校について書いてあるのには感心します。教育関係者はもちろん、日本の子どもと教育に少しでも関心のある方に読んでの欲しい一冊です。(笠井)

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