日時:11月5日(土)午後1時30分~4時30分
会場:明治学院大学2号館2202教室
秋晴れの高い空が気持ちよい一日でした。
はじめに、岩辺が恒例の詩の紹介。谷真和俊太郎詩集『どきん』より「あくび」を朗読。
ショート・アニマシオンは滝脇れい子さん。
「あなたは だあれ?」。めあては、「動物の本に親しむ」。テキストは、『どうぶつのからだ』シリーズ。増井光子監修、偕成社。動物の特徴をよく表す体の一部分の掲示して、何かな? と考えます。グループに動物の特徴を書いた説明カードが配れます。それを読んで、写真を選んで取ってきます。さらに、動物の名前カードをとります。この3枚を組み合わせて発表し、みんなの「確認」を得ます。20分間でできるショート・アニマシオンとして提案されました。すでに1年生などで実践しているということでした。
ワークショップは、「お話 み・つ・け・た!」
アニメーターは伊藤美佐子さん。『子どもの心に本をとどける 30のアニマシオン』(かもがわ出版)で紹介しているアニマシオンです。伊藤さんは中学校3年生で実践。ある程度、グリム童話などの昔話を知っていることが前提です。安野光雅『旅の絵本』1、2がテキスト。まず、絵本を見せて、この中には様々なお話の登場人物が隠されていることを、例をあげてしまします。グループにあるページ(見開き)が指定されます。グループはそのページを見て、隠された「おはなし」を見つけます。2~3のお話が入っていることもあります。ヒント集として、どんなお話が隠されているか、手短に説明したプリント(「あらすじカード」が配られます。黒板に貼られた「お話のタイトルカード」を取ってきます。「あらすじ」「この絵の中はその中のどういう場面か」を説明できるようにメモします。「絵」「タイトル」「説明シート」により発表します。
――感想より――
●「お話み・つ・け・た」、お話を読んだことがなくても、「あらすじカード」から予想をつけることができるので、子どもたちは楽しめそうだと思いました。今まで何度かこの本を目にしていましたが、ここまでじっくり絵を見たことはなく、絵本への興味が広がりました。「あなたはだれ?」写真がとてもいいのに驚きました。知識を勉強ではなく、楽しみながら身につけられる、いいアニマシオンだと思います。ここから科学絵本の興味につながりそうです。(H)
●初めて参加させていただきました。様々な読書の勉強会に参加させていただいておりますが、こんなに充実度の高い勉強会は初めてで、満足しております。「ショート・アニマシオン」は、これから一年生の授業に使えたら…と思います。教育出版の「うみへのながいたび」の単元に使えたら…と考えました。「旅の絵本」を使ったアニマシオンは、小学生にとってハードルが高いかな?と思いますが、岩辺先生がおっしゃったように「ももたろう」「あかずきん」を知らない子どもたちに、まず読み聞かせをし、1年後以降に実践できたらと思います。「本の紹介」もためになり、ありがとうございました。(T)
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