日時:12月3日(土)13:30~16:00
会場:明治学院大2号館2202教室
ショート・アニマシオン:「ペイネと遊ぶ」
アニメーター:大谷清美、廣畑環
ショート・アニマシオンは、開会の20分間を使って行っています。図書館や教室で、ちょっとした時間にできるアニマシオンを提供するものです。今回は、「ペイネと遊ぶ」。以前に行ったものをリメイクし、3段階の活動で行われました。
(1) ペイネの作品を知ろう
ペイネのイラストに、ペイネ自身が添えた文章はどれかを結ぶゲームです。かなり丁寧にイラストを見ていかないと迷います。
(2) 言葉を添えてみよう
イラストに添えられている文章は、後半が削られているので、完成させようというゲームです。少し難しくなりました。
(3) イラストに合う文章を書こう
イラストだけが示されて、そこにチームで文章を書きます。これはぐんとおもしろくなりましたが、20分間で3つの発表まではできませんでした。
ワークショップ:「星の願いを―占いのアニマシオン」
アニメーター:笹島智美、藤條学
会として初めての「占いのアニマシオン」への挑戦でした。アニメーターは先月の「アニマシオン若手勉強会」で予備練習をして検討を重ねてきました。本番は占い師に衣裳も決めました。
1.ねらい
・占いを体験したり、おみくじ作りをしたりする中で、占いの果たす役割について考え、さまざまな占いの本について興味を持てるようにする。
2.対象 小学校高学年~おとな
3.ながれ① アニメーターの自己紹介② 占いには「運(運命など)」「卜(風水など)」 「相(手相、人相など)」があることなど、占いについてざっと説明する。
③誕生年月日による「フォーチュンサイクル占い」を体験する。④そのニセカードと実際のカードを、時間をおいて示し、占いを励ましとして信じやすい「バーナム効果」について知る。⑤占いの役割について考える。⑥星座占いから、文章について気付いたことを発表する。⑦参加者が「おみくじ」を書く。⑧みんなが作ったおみくじをひいて、その感想などを発表する。という運びでした。
協議では、占いが好きな人と嫌いな人、それぞれの考え方などが出されました。また、信じやすい、流されやすい社会現象などが起きていることも指摘されました。単純に、「占いなどは信じてはいけない」というような価値観で進められなかったことが評価されました。参加者が作ったおみくじもはげましの言葉に満ちていて、もらった人はちょっとうれしいとの感想も出されていました。私がもらったおみくじを紹介しておきます。
「あなたにとって、今年はこの10年で一回のすばらしい年になるでしょう。それはあなただけでなく、家族にとっても幸せな年になるでしょう。今までやったことのない新たな企画に挑戦しましょう。そこから得るものは大きいでしょう。」(記録:岩辺)
4.参考にした本
関口シュン『心の星占い』かもがわ出版
イヴルルド遥華『願いが叶う! フォーチューンサイクル占い』主婦の友社
――〈感想から〉――
●最初のだまし(ニセカード)部分は、物事を疑ってかかることも時には大事であること。文章の中からポジティヴな記述を探す活動では、人にはマイナス面とプラス面があること、そのプラス面を見ていくことが大切であることが再確認できました。こういった方法で、クラスの仲間づくり、人間関係の改善ができると思います。グループの作り方は、同じ星座の人とすると、話し合いが深まり、盛り上がると思いました。占いのことを知ることができ、楽しかったです。アニメーターの衣裳もお似合いでした。ありがとうございました。(T)
●「占い=信じる」という視点でしか見たことがなかったので、本物、ニセ物の占いに意外感があった。プラス思考の内容でよかったが、一方的に信じる視点では、偏るということに気づかされた。調べる学習にいいですね。ある程度の年齢の人に向くアニマシオンもおもしろいと思いました。(A)
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