11月9日(土)月例会を開きました。ショートアニマシオンは3・11に関する本を使ってのアニマシオン。メインのアニマシオンは『アニマシオンで道徳』の第2章を使っての「つもりブックトーク」でした。
ショートアニマシオン「災害でアニマシオン〜あの日からの物語〜」アニメーターは増田さん、太田和さん、石井さんのチーム和(なごみ)。
3・11を記録するために出された書籍『あの日からの或る日の絵とことば 3・11と子どもの本の作家たち』(創元社)の絵と言葉を使ってのアニマシオンでした。この本は3・11の震災を32名の絵本作家が絵と言葉で描いた本です。この本から用意された絵とタイトル、言葉のそれぞれのカードを使ってのアニマシオンでした。三人グループになり、まず絵を選びます。そしてその絵に合うタイトルを選びます。まずはここで答え合わせ。次はこの絵とタイトルに合う言葉を読み、感想をグループで話し合いました。そして感想や意見を3行にまとめ画用紙に書き、それを発表しあいました。短時間でのアニマシオンでしたが、3・11の震災について忘れてはならないことだと深く考えさせられた貴重な時間でした。
メインのアニマシオン「つもりブックトーク〜『アニマシオンで道徳』を用いて〜」アニメーターは岡部さんと若手でつくる「アニマ&シオングループ」。アニメーターの岡部さんがこのアニマシオンをつくろうと思ったのは今年出版された『アニマシオンで道徳』(かもがわ出版)を多くの人に知ってほしいという思いからでした。そのため、今回のアニマシオンの対象は教員、司書など絵本や読み物との出会いを求める大人でした。
まず、用意された道徳の22の徳目カードをグループ(三人×8グループ)の代表が2枚引きます。グループで話し合い、どちらの徳目でブックトークをするのか決めます。前の机に『アニマシオンで道徳』の2章から選び出された29冊の本の紹介文がカードになって置かれていて、この29冊の中からグループで決めた徳目に沿った本を5冊選びます。そして、選んだ5冊の紹介文をブックトークとして必要な言葉を入れて繋げ、配られた画用紙にカードを貼って掲示物を作っていくという流れでした。徳目を意識しての本の紹介文選びは考えさせられ、苦労しましたが、選ぶことの面白さがありました。そして、グループごと考えたブッックトークを発表。今回は本も読んでいる大人がやったため上手な発表が多くありました。発表の後は発表を聞いての意見交換。「徳目を考えて本を選ぶのは大変だった。こじつけで選んだようなものもあったが楽しかった」「ちがう徳目なのに共通して選ばれた本が何冊もあった。本はいくつかの徳目に関わるのだと改めてわかった」などの感想が出ました。
徳目を意識しての本の紹介文選びは考えさせられ、苦労しましたが、選ぶことの面白さがありました。そして、グループごと考えたブッックトークを発表。今回は本も読んでいる大人がやったため上手な発表が多くありました。発表の後は発表を聞いての意見交換。「徳目を考えて本を選ぶのは大変だった。こじつけで選んだようなものもあったが楽しかった」「ちがう徳目なのに共通して選ばれた本が何冊もあった。本はいくつかの徳目に関わるのだと改めてわかった」などの感想が出ました。
■参加者の感想
・意欲的に災害に取り組んでいただいたことに感謝します。ただ、難しい内容だった。
・震災についてこれから子どもたちに伝え続けていかなければなたないということを改めて感じました。
・いろいろな徳目にあう本を選ぶことは、本の可能性を広げることができたと感じた。自分たちなりの徳目の本を選ぶのは楽しくできた。
・もっと多くの本から選んでもおもしろいと思いました。ブックリストの活用方法として良かったと思います。・しばりのある中でのブックトーク、大変勉強になりました。今後の参考にさせていただきます。
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