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4月例会レポート「詩で遊ぼう~マスクでアニマシオン~」

はじめに

 

 とんでもない事態になった。学校はマスクでおおわれている。「笑顔で生みだすアニマシオン」も顔が見えなくちゃ…どうしようもない。それに、アニマシオンは”濃厚接触“そのものだ。説明だけでは楽しさは伝わらない…と、くだくだ考えていたが、教室にはこういうときこそ楽しみたいという要求が切実になっているに違いない。これに応えないようではアニマシオンクラブの伝統が廃るというものだ。そこで、「マスクで楽しもう、詩(ことば)のアニマシオン」を考えました。新しい手法ではありませんが…。*マスクをしたままを前提にしますが、笑ってはいけないとか、拍手をしないなどの指示はやめたい。手はつながないで、そのふりをすればいい。ある意味、「クラス手話」を子どもたちと開発するといい。ちょっと秘密っぽくなれば、仲間意識も深まる。何か楽しみたい。できないことよりも、できることを活かしたい。(岩辺)

 1.     伝言ゲーム

*カードに短い文を書いた短冊を用意する。

 

例:「このリンゴ、おいしい」 

 写真上参照

 ①  全員マスクをつけている。つまり、言葉を発してはいけない。

 ②  7~10人程度でチームを組み、感覚を空けて1列に並ぶ。

 ③  1番だけが前を向き、2番からは後ろを向いている。

 ④  アニメーターは1番を集め、短冊に書いた言葉を示す。

  1番はそれを2番にパントマイムで伝える。

  その時だけ、声をかけて2番を前に向かせる。

  これを繰り返す。写真左参照 終わった人は座って待つ。

 ⑤  ラストの人は、理解した言葉を回答用短冊に書いてアニメーターに渡す。

  アニメーターは全チーム終わったら前に張り出す。

原文に1番近いチームが優勝! 1回につき、全チーム、同じ言葉です。

 2.     体で歌おう

*童謡を書き抜いたカードを用意する。例:う・さ・ぎ・う・さ・ぎ・な・に・み・て・は・ね・る…13枚のひらがなカードにし、よくシャッフルしておく。(写真左参照)

  あまりカードが多くなると、時間ばかりかかるようになってよろこび(遊び性)が消えていきます。私は名刺カードを使っています。

  数名でチームを組む。

  アニメーターはカードを1セットずつ配る。(それぞれに違う内容)

  チームは配られたカードを並べ直して童謡の題名を見抜き、パントマイムで表現できるよう練習する。*声を出してはいけない。全員が役割をもって登場すること。*声を出さずに相談するには、メモ用紙とサインペン等を一人ずつ用意する。“濃厚接触を避けるには、図書館のテーブルのような大き目の机を囲むなどの工夫が必要かもしれない。

  アニメーターの指示により発表する。

  他のチームはその題名を考えて回答用紙に書いておく。

 

  全チーム発表が終わったら、回答用紙を張り出して、正解を確認する。たくさんのチームに当ててもらったチームが優勝。