リズム
作・絵:真砂 秀朗出版社:三起商行(ミキハウス)
発行日:1990年
本体価格:¥826+税
GW中、家族や仲間で、身体を動かしてみるのは、いかがでしょうか。
このページを開くと、アフリカの様々なリズムがイラストとともに描かれています。アフリカの人々は、みんなで太鼓をたたいて、踊るそうです。
大きな声でリズミカルに、読んでみてください。
学級活動、体育、音楽等で実践するときは、
以下のようにやられてはいかがでしょうか。
低学年からチャレンジできます!
(藤條 学)
〇流れ
・30人クラスを適当に3,4人ずつに分ける。
① 自分のページが自分のリズム
・グループにこの絵本の1ページを渡す。
・渡されたページがゴドパッティパだとする。→
・それを何度も唱えて覚えてもらう。
・グループで言葉のリズムを考える。
※右のようにカランカランコロのチームだとする。
このセリフを、
カラン カラン コロ
の3拍子で言ってもいいし、
カラン カラン コー ロ
の4拍子にしてもいい。
とにかくチームで揃えて唱えよう。
だいたいどこのグループもでき始めたら、
自分のリズム発表タイム。
② 自分のリズムに動きをつけよう
・自分のリズムに動きをつける。ふりつけは大きい方が楽しい。
・グループで同じ動きを揃える練習タイム。
・だいたいどのグループもでき始めたら、発表タイム。
③ セッションしよう
・大きな1重円を作る。同じグループは隣同士になるように。
・コンダクター(指揮者)を決める。始めは先生が見本でやろう。
・コンダクターが指で「1グループどうぞっ!」の合図を出す。
・使命されたグループは、リズムと動きを揃えて、ずっと表現し続ける。
・コンダクターは、リズムに合わせて、次々にいろんなグループに指で
合図を出す。(手のひらでどうぞのポーズ)
・どんどんグループを増やしていき、セッションする。(コンダクターは円の中心で動きまくろう)
・コンダクターのグーの合図が出たら、ストップする。(止めたいチームを指さし、グーのポーズ)
・疲れてきたグループを指示してグーにしてあげてもいい。
・盛り上げたり、静かにしたり、コンダクターの腕の見せ所。(オーケストラのように)
・チームに「どうぞ」「ストップ」などを繰りかえして、楽しくリズムセッションしてみよう。
・最後は、全チームに「どうぞ」を指示して、(両手で広げて両指を大きく動かして盛り上げて〜〜〜)
・「せぇの!」と言って、グーを出せば、全チームが止まって、かっこよく決められる。
【応用編】
④ 自分のリズムに形容詞を加えて表現しよう。
・③の方法で全グループをセッションする。
・ホワイトボードに「大きく」と指示を書く。→
みんなはリズムを大きくしなければならない。
「かわいく」と出されたら、キュートにリズムを
表現しなければならない。
「遅く」「めっちゃ遅く」「軽く」「いまいましく」
など、リズムに感情をつけて遊んでみよう。
⑤ グループ対抗リズムバトル
・2チームを円の中心に呼び出し、
ダンスバトルのように、向かい合う。
・テーマを決める。 例 「愛」 とする。
・ゴドパッティパチームからスタート!
・60秒間、自分たちの言葉とリズムだけで、
愛を表現する。3人の動きは揃わなくても
OK!揃った方がわかりやすい。
・グループの誰か一人がやった振り付けに、
真似する形で残りの2人がのっかると笑える。
・1つの動きから、どんどん変わっていくと、
物語性があってレベルが高い。
・即興力と柔軟力と展開力を評価基準にして判定。
・上手にできてもできなくても、60秒経過後、ギャラリーがみんなで拍手して盛り上げよう。
続いて、カランカランコロチーム。同じテーマで表現。
・どちらが愛のリズムを奏でていたかを、ギャラリーに判定してもらう。
1冊の絵本から、こんな遊び方はいかがですか?
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岩辺泰吏 (木曜日, 07 5月 2020 16:24)
藤條さんはさすがの演出家で場面がイメージできます。テーマを与えるなどして豊かな表現が楽しく構成できると思います。マスクの時代ですが、アップテンポなBGMをながすことで、ステップやパフォーマンスを工夫させていけば、楽しい時間を生みだすことができるのではないでしょうか。机をたたくなどのリズム構成だけでも面白いと思います。