新しい年になりました。今年もどうかよろしくお願い致します。
一昨年、コロナ禍で始まったこの「今こそ読もう、この1冊」のコーナーでこれまで70冊の本を紹介してきました。続けることの意味を改めて感じます。
今年初めて紹介する本は2月発売予定の『まどさんの誌で時間割』(かもがわ出版)です。
著者は読書のアニマシオン研究会前代表の岩辺泰吏氏。3,000篇もあるまどみちおさんの詩から岩辺氏が52篇の詩を選び出し、それを時間割に組み入れて楽しめるようにしました。
例えば、月曜日の1時間目は「あいうえお」、これは国語の授業です。2時間目は社会の授業 で、選ばれた詩は「はしる電車の中で」。時間割の中には朝の会や帰りの会、給食や掃除も含まれます。このそれぞれの時間割にあったまどさんの詩が掲載され、その詩への岩辺氏のコメント、エピソードが記されています。今までこういう形で一人の詩を紹介した本があったでしょうか。詩を楽しむ子どもたちの姿、エピソードがいっぱい詰まっています。詩っていいな。仲間ってすてきだなと思えてきます。
発売予定は2月。本が発売されたところで読書のアニマシオン研究会として、岩辺氏によるイベント企画、リモートによる月例会等を開きたいと思います。どうかご期待ください。今年もこのコーナーをよろしくお願いします。(笠井)
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