3月5日(土)、3月例会を開きました。
先月は感染者が急増のため中止せざるを得ま
せんでしたが、今回は会場で開くことができ、集まることの意味を改めて感じました。
今回はショートアニマシオンが藤條さんの「30秒PRでアニマシオン」、ワークショップが小山公一さんの「絵本○???」でした。
■30秒PRでアニマシオン
このショートアニマシオンは、自分が好きな本、紹介したい本を30秒で紹介する術を身につけるというものです。参加者は自分が好きな本を持参しました。 まず、参加者は持ってきた本をアニメーター、参加者に見せます。そして、持参した本の魅力を伝える原稿を書きました。時間は6分。原稿は150字ほどにまとめていきます。
この150字にまとめるというのがこのワークショップの大事な点です。次に3人グループになり、グループで書いた原稿を読み合いました。そして、3人の発表を聞いて、どの本を読みたくなったか、一人を選び、そのどこが良かったかを分析していきます。次に全体の話し合いを持ち、グループで分析した内容を発表していきました。「リズムを入れた」「話しかける感じ」「文章構成がいい」などの意見が出されました。最後にアニメーターが考えた「聴き手に共感してもらう手法」を聞きました。これは学ぶことがありました。例えば、○「?」を入れる(聴き手を煽る)○臨場感を出す(熱意)○キラーワード を入れる。「絶対」「あなたも」「一発で」等○自分のエピソードを加える・・・等。この手法は、本の紹介だけでなく、映画、曲、スポーツなででも使えるものだと思いました。
■絵本○???
絵本が大好きなアニメーターの小山さん。その小山さんが絵本の魅力を再確認してほしいという思いでつくったのがこのワークです。
まず、3人グループとなり「絵本についてどんなイメージをもっているか」思いを出し合いました。これを全体で発表。「心が豊かになる」「絵と文の世界」「絵を見て話を感じる」「小さな子から大人まで幅広く楽しめる」等意見、思いが出されました。
次は絵本のタイトルを使っての「空欄の言葉を考えよう!」です。6枚の紙が提示されました。1「はなを( )」2「にんじんさんが( )わけ」3「えんぴつと( )」4「かしたつもり×( )つもり」5「スマホを( )にわとり」6「一本の( )をひくと」。まず各自が思ったこと、考えたタイトルを書き、次にアニメーターからヒントが読まれました。よく考えられたヒントで、それを聞くとだいたい予想ができました。答えは『はなをくんくん』『にんじんさんがあかいわけ』『えんぴつとケシゴム』『かしたつもり×もらったつもり』『スマホをひろったにはとりは』『一本の線をひくと』です。
その次にアニメーターが考えた絵本の問題を解きました。これはなかなか長文の問題で、考えさせられました。最後は1枚の紙を8ページの本にするという作業でした。
絵本について、その良さ、面白さを再認識したワークショップでした。絵本をこよなく愛する小山公一さん、その思いがよくわかるワークショップでした。詳細は次号機関紙『ファンタジスタ』で報告します。(笠井)
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