「チ。~地球の運動について~」
小学館 発行。 2020年12月11日 発売。
ビッグコミック スピリッツの連載漫画。8巻完結。
舞台は15世紀のヨーロッパ。異端思想(C教)によって、ガンガン火あぶりに処せられていた時代。主人公の神童・ラファウは飛び級で入学する予定の大学において、当時一番重要とされていた神学の専攻を皆に期待されていた。合理性を最も重んじるラファウにとってもそれは当然の選択であり、合理性に従っている限り世界は“チョロい”はずだった。しかし、ある日ラファウの元に現れた謎の男が研究していたのは、異端思想ド真ン中の「ある真理」だった――
命を捨てても曲げられない信念があるか? 世界を敵に回しても貫きたい美学はあるか? アツい人間を描かせたら敵ナシの『ひゃくえむ。』魚豊が描く、歴史上最もアツい人々の物語!! ページを捲るたび血が沸き立つのを感じるはず。面白い漫画を読む喜びに打ち震えろ!!(スピリッツから引用)
以前から噂になっていた「マンガ大賞2021第二位」の漫画です。命を捨てても曲げられない信念があなたにはありますか? 世界を敵にしてでも貫きたい美学はありますか?と、ページをめくるごとに考えさせられる漫画。天動説と地動説の狭間で揺れる アツい人間たちを描いた物語。宗教の怖さと、創られた常識を疑うことの怖さを、現代と結び付けて考えると、怖いんだけど、おもしろい。(藤條)
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