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11月例会「新聞で遊ぼう」

11月4日(土)11月例会を開きました。ショートアニマシオンは藤條さんによる『25周年記念誌』掲載の実践報告、アニマシオンは笹島朋美さんによる「新聞で遊ぼう」でした。

■「10歳の質問箱!」 (藤條)   

育てたり・遊んだり・ゲームしたりが大好きという藤條さん。アニマシオンとの出会いは、初任校で指導教官だった先生がアニマシオンを実践していて、当研究会のことを教えてもらったことからだそう。月例会に参加して共感し、今現在までアニマシオンを続けているのだとのお話でした。

 

 書籍『10歳の質問箱』と出合い、道徳の授業で使えそうだと考案したそうです。最近では、担任をしている3年生にも行ったとのこと。まず4人グループになり、司会役と発言する順番を決めます。カードに書かれた悩みについて1分間無言で解決法を考え、その後順番に話します。各グループ真剣にそして楽しく話し合いました。ディスカッションが打ち切られ、ワークシート配布。 ワークシートには、A.自分の悩み欄  B.今日の授業の感想欄と、悩みをみんなに紹介していいですか? Yes/No があります。公開したくない悩みについては、個別対応することもあるそう。また、活動前に無理に発言しなくて良いと伝えておくことや場面緘黙の子らへのサポート例の説明がありました。ユーモアを交えながらの藤條さんらしい楽しいアニマシオンでした。

■「新聞で遊ぼう」    (笹島朋美) 

山ガールの笹島さんの本日のリュックは新聞紙でいっぱい。3つのワークショップの実践です。まず、1グループ3人に分かれます。2グループでの対抗戦があるので総グループ数は偶数にします。

 ①  新聞ジクソーパズル

各グループに1面分が2枚ずつ配られました。1面を10分割に手で切り分け、計20パーツにします。軽く混ぜて封筒に入れ、隣のグループと交換します。バラバラのピースを仲間と協力して元に戻します。シンプルですが、だからこそ?!わくわく楽しめたゲームでした。

  見出しで「かるた」

各自興味のある記事3つを選び、見出しを切り抜きます。見出し部分がかるたの取り札になります。記事の中から読み札用の文を決め、相手グループに読み上げ、札(見出し)を取るとかるた遊びです。

相手チームがお手つきする読み方にしようと意気込むメンバーもあり、笑いが漏れるかるたの時間となりました。

  記事で「しおり」作り

最後のワークは、各自で取り組みます。自分の気に入った記事をトリミングし、レイアウトしてしおりを作ります。

 

アニメーターが想定した時間は10分でしたが、皆凝る性分のためか発表の時間はとれませんでした。会場内を回り各自作品を見ました。藤井聡太棋士の記事を将棋の駒の形に仕上げてあるものなど、それぞれに素敵なしおりが出来ていました。参加者から、このワークの延長として「君のしおりが世界一」のアニマシオンの提案がありました。参加者から横浜市にあるニュースパーク(日本新聞博物館)に依頼すると、ある1日(日付指定は不可)の全国の新聞約120紙の提供を無料で受けることができる(送料自己負担)との紹介がありました。記事の読み比べ他、いろいろ活用できそうです。新聞購読が減少している中ですが、これらのアニマシオンをきっかけに新聞の魅力に気づく子がいかもしれないと感じました。(記録 平島)

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コメント: 1
  • #1

    岩辺 (木曜日, 09 11月 2023 14:02)

    ああ、参加していたかったなあ!
    12月は楽しみです。